ミミック

プリズン・サークルのミミックのレビュー・感想・評価

プリズン・サークル(2019年製作の映画)
4.2
心理学的に基づいた更正カリキュラムを受ける受刑者から4人のケースを取り扱う。
グループディスカッションを通じて他者の話を聞き、また自分のことを話すことで己の対話し自らを俯瞰的に見れる。
被害者と加害者役に分かれ演じることで罪を犯すということ、また被害者の気持ちを理解する。
ロールプレイと呼ばれる演劇療法は他者や自分を演じることで相対化し物事を客観的に捉えられる。
自分と距離をおく事が他者を理解する第一歩。
例え刑期を終えて出所しても犯罪者に対する世間の目は思ったよりも厳しい。
刑務所って刑務官とか公人ばかりかと思ってたけど、民間業者も入ってるのね。
全国で四万人いてわずか40人しか受けられないのか。再犯率が下がるなら積極的に導入してもいいんじゃないか。
こうした作品が広く見られる事で社会復帰した人への我々の対応も変わるはず。
ミミック

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