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ハートビート ネクストステージのmanamiのレビュー・感想・評価

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前作の上裸オープニングがインパクト大だったから身構えてたら、今作ではなんと不法侵入からのスタートでした。配達に来ただけなのに勝手に他の部屋に入り込んで、そこにあったピアノを弾いてしまう、しかもかなりがっつりと。いやいやいやダメでしょアウトでしょw
ってことで今回のイケメン①はその侵入者、もとい配達の仕事で生計を立てているピアニスト志望の若者、チャーリー。
そしてイケメン②であるザンダー及び、ヒロイン・バーロウの乗った車がそのチャーリーをはねるというね。「遅刻しちゃう〜つって食パンくわえて走ってきてT字路で出会い頭にごっつ〜ん⭐︎」もビックリの、嘘みたいな展開。絶対に病院行った方がいい事案だけどなって心配になるというオマケつき。
何はともあれ、イケメン二人美女一人の三角関係というスキームは前作から継承してるものの、他は全く関連なし。キャストも舞台も何もかも無関係。続編にする意味なくない?
それからラトゥール夫人もいる意味なくない?いかにも事情を抱えてそうで、あんなに思わせぶりだったのに。結局最後まで一人だったから克服できたのかどうかよく分からないし。人付き合いがどうこう言うなら、チャーリー以外とも絡まらせればいいのに。
バーロウとお母さんの話は良いね。目新しさはないものの、こういう展開って良いよね、結局良いのよね。
ザンダーのベクトルが、悪意ゆえの敵キャラじゃなくて、「天才=人の気持ちが分からない」なのは面白いんだけど、さすがにあそこまでいくと「天才だから」じゃ済まされないよな。無自覚な無神経って全方位兵器よね。
まあそんなこんなで諸々あった末の、クライマックス。コンテンポラリーダンスの舞台を贅沢なほどたっぷり見せてくれる。それまでもダンスシーンは練習風景ですら魅了されるほどなんだけど、このステージはレベチでとんでもない!普通にこの舞台観たいわって思えるくらいの完成度。
このシリーズやっぱり面白い!なのに3作目以降は作られてないのね。なんでだろう、ネタ切れかな。次は例えばクラリネットとかフルートとか、もしくはアルトサックスとか?まだまだ観たいのにな。

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