にゃん

水曜日が消えたのにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

水曜日が消えた(2020年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

中村倫也くんが観たい気持ちで鑑賞。
一週間で火曜日しか生きられない人格だが、いつも定休日の図書館が、水曜日に目覚めたら開いていることではしゃぐ姿が可愛かった。
それにしても人格が最後はひとつになるかと思いきや、当人の気持ちを優先して人格を7つに戻す治療をするのかと驚いた。やはりそれでずっと生きてきたからこそ、それが生きやすいのだろうか。

ストーリー↓
幼いころの交通事故をきっかけに、曜日ごとに性格も個性も異なる7人の人格が入れ替わるようになってしまった青年。その中でも、“火曜日”はいちばん地味な人格で、ほかの曜日の代わりの雑用や尻ぬぐいをやらされてばかりの孤独で退屈な日常を送っていた。ある日、彼が朝に目覚めるとその日は水曜日だが、“水曜日”の人格が突然消えていた。いつもとは違う曜日に、“火曜日”は浮足立ち、初めての水曜日を満喫していくが、平衡感覚が危うくなったり、人格が突然とんだりと身体に不調を感じ始める。
そのうち水曜日だけでなく木曜日も消えてしまったことに気づくが、月曜日はその異変にいち早く気づいており、金土日曜日も月曜日の人格で生きていた。
このまま柄の悪いバンドマンの月曜日と綺麗好きで几帳面な火曜日。月曜日はこのままどちらかひとつの人格になる事を望むが、火曜日は元の7つの人格を望んでいた。数分で混同する月と火の人格、2人はビデオカメラを通じて会話をする(月曜日は自分の意思で人格を出せるらしい)。

結論、担当医の元へ行き元の7つの人格に戻してもらうことに。こうして再び平和な一週間が訪れる。しかし以前とは違う、以前よりもお互いが付箋でコミュニケーションをとれる関係性になったのだった。
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