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リチャード・ジュエルの理事長のレビュー・感想・評価

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)
4.0
✒️作品情報
『リチャード・ジュエル』は、2019年のアメリカの伝記ドラマ映画。
マリー・ブレナーが1997年に雑誌『ヴァニティ・フェア』に寄稿した記事『アメリカの悪夢:リチャード・ジュエルのバラード』を原作とし、1996年のアトランタオリンピックで爆発物を発見して多くの人命を救った英雄であるにもかかわらず、FBIやメディアに容疑者と見なされた実在の警備員リチャード・ジュエルを描いている。


✒️感想
ミザリーでのキャシー・ベイツがインパクト強くて凄いなと思っていたら、みぃ猫さんから本作でのキャシー・ベイツの役が真逆で、そのギャップが凄い!と聞いて早速鑑賞しました🥰🥰🥰

いやぁまさに「The 真逆」ですね🤣
あんなに狂気的な演技をする人が、こんなに息子思いで、涙を誘う演技をするとは...😳
役者侮れん...🙄
教えていただいた、みぃ猫さんありがとうございます👍

さて、内容ですが、アトランタ五輪での爆破事件で、警備員が第一発見者ということと、いい加減なプロファイルによって容疑者として見て、その操作情報を記者に流し、メディアがこぞって報道するという何とも恐ろしい物語を描いています😨

FBIのリチャードの協力的な姿勢を利用しようとするところや、確証のない段階で情報を流すいい加減なことをやってるのを見て、ただただリチャードとその母が可哀想で仕方なかった。
だからその捜査に反撃する弁護士には特に感情移入しちゃって、「良いぞもっとやれ!」と心の中で叫んだ👍

そしてメインはマスコミの在り方ですよね🤔
メディアもひとつの企業にすぎません。
なので自分にとって都合のいい様に報道したり、マスコミ間での競争だったり色んな事情があると思う。
マスコミのおかげで知り得る情報もあるので、マスコミの存在そのものを全否定する必要はないと思います。
ただただ色んな情報媒体があって、何が正しいのかを自分で取捨選択していかなければなりません🤔

そして警備員を容疑者として見ている事を書いた女性記者が、自分の間違いに気づいたシーンも、「自分の過ちに気がついたところで、情報を流した時点で、その人は何も出来ない」のいうマスコミの冷徹な事実を描いているのも、また1つのマスコミの在り方を考えさせられます。

何はともあれ、この事件知らなかったし、こんなことがあったんだなと学びになりました!


✒️あらすじ
1996年、アトランタで開催されたオリンピックで爆破テロ事件が発生する。警備員のリチャード・ジュエルが爆弾の入ったバッグを発見したことで、多くの人々の命が救われた。だがFBIは、爆弾の第一発見者だということを理由に彼を容疑者として逮捕。リチャードを担当する弁護士のワトソン・ブライアントが捜査に異議を唱える中、女性記者のキャシー・スクラッグスの記事をきっかけに容疑の報道は熱を帯びていく...
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