イクミナ

リチャード・ジュエルのイクミナのレビュー・感想・評価

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)
5.0
イーストウッドは、すごい
息をするように映画を撮っている感じですね。とても心地よい。導入部から、ジョエルと弁護士の触れ合いがあり、つかみはOK。冤罪がどうやって作られていくか、わかりやすく流れていき、この冤罪の原因となった女性記者とFBIの男も、ジュエルの言葉、母親の言葉に、己の行いの非を認めて反省している様子。悪い人間がいなくても、冤罪は作られていくのだよと言っている。
 実在の人物、実際の出来事を、映画にしてしまうイーストウッドの手腕。力まず、息をするように、なんと心地よいことよ。
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