2023.1.11
自宅にて鑑賞
きっかけは、汗まみれで鈴木さんが、ある映画について、「このシーン、雨月物語だよね」と話していた、と聞いたこと。
戦国時代、百姓たちは戦に巻き込まれ、日々の生活もままならなず、時代に翻弄され暮らしていた。家を追われ、食べ物を奪われ、仕事を失い、動物のように扱われる。
男たちは立身出世を夢見て、女たちは平穏な暮らしに憧れ、生きている。
気づいたら流れている能の旋律とリズムに不安を掻き立てられ、正体がばれた幽霊の形相に、この映画はホラーだったと気づく。
手に入れたものを失うが、
それでも大事なものに気づき、生きる。
百姓たちは力を合わせ、
子どもは墓にお供えをし、手を合わせる。