このレビューはネタバレを含みます
最近観た「アドレセンス」でも犯罪加害者の家族の苦悩が描かれていたけどこちらもそう。そして更につらい出来事が家族を襲う。
お目当てのあの人もすぐにいなくなってしまうし、重苦しくて途中で観るのやめようかと思ってしまった。
この一家の母親がすごい。母親がシャオユーを家族に引き入れてなかったらこの家族は空中分解してたんじゃないだろうか?つらいはずなのに地にしっかり足をつけて進んでいく感じ。
父親のアーフーへの憤りはわかるけど、その態度がまたアーフーに悪影響を与えてしまったんだろうな。
アーフーは最初好きじゃなかったけど更生しようと頑張ってたので応援したくなった…ところへツァイトウ登場。もうやめてくれー!どうすればこの悪縁を断ち切れるのか…。
ゆっくりゆっくり家族が再生していく物語。ツァイトウの件はそんな都合よく!?と思ったらまさかの…。
少年院で皆が歌ってたのって「花」よね?「罪夢者」って台湾ドラマでも囚人たちの歌が印象的だったの思い出した。
ツァイトウ役の人、髪色のせいかヒロシです。にしか見えんかった(笑)そして『1秒先の彼女』のあの人とは気づかんかったよ。
ラストの母親の表情と木漏れ日に救われたかな。日陰を求めたアーハオのこともうちょっと知りたかった。