このレビューはネタバレを含みます
悲しい出来事があっても、スッとした気持ちで終われるのは、監督の「映画の世界は現実より良いものでありたい」という思いが込められているからなのかな、と思いました。
わたしには兄がいますが、子どもの頃の兄弟げんかが愛おしく感じました。
今はもう、あんな風にワガママ言い合ったり甘えたり、素直に接することはできないなあ。
いつでも庇ってくれたおじいさんと手を繋ぐことも出来ない。
そんな日常にあった愛おしさを思い出せる映画でした。
まさに、"おかえり”と声をかけてもらえるようなお話しでした。