引退を決めたギャングのミッキー（マシュー・マコノヒー）は事業を売却しようとするが、取引相手とチャイニーズマフィアを巻き込む抗争が起きてしまう。一連の事件を調べた探偵フレッチャー（ヒュー・グラント）がミッキーとその相棒レイモンド（チャーリー・ハナム）を脅迫するが、さらに複雑な真実が明らかになっていく。
ガイ・リッチー色に彩られた英国ギャング映画。
「スウェプト・アウェイ」は論外として、「シャーロック・ホームズ」も「コードネーム U.N.C.L.E.」も、どうもガイ・リッチー作品は好きになれないんだけど、この映画の複雑で凝った構成はなかなか面白くて、飽きずに完走できた。
貴族に中国系ギャングにロシアンマフィア、大麻とコカイン、探偵に格闘家という異色の組み合わせや対比がごちゃごちゃに混ざりあって潰し合うんだけど、最後は上手く収まるところは見事。
登場しないキャラは警察ぐらいだったんじゃないかな。
それに、マシュー・マコノヒーの緩急変化のある演技はさすがだし、ヒュー・グラントの小物っぷりもいい！
珍しくコリン・ファレルも印象に残るいい役だった。
ただ、赤痢菌飲ませたり、グロいのは苦手だなー。
