「俺はもうほんとにずっと我慢してた!!
炭治郎が家族を振り向かずに去った時も煉獄さんの家族への想いを聞いたときも
すごい泣きたいのを我慢してた!!
俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった」
...ふぅ
いやいや、この大盛況は想像できなかった
私が初めて鬼滅に触れたのはオンエアより少し早めの「兄妹の絆」の限定上映
あの頃の鬼滅はガラガラでした
なにを隠そう私もufotableの新作として観に行ったので...
今の鬼滅人気に少し疑問は感じるものの、当の私も公開翌日の朝一に観に行くほど楽しみにしてたわけで作品の魅力について何の疑いもないわけで...
鬼滅面白いですよ...
そうなんですけど...なんでしょうか
日本人の大多数は今までアニメに全く触れてこなかったのでしょうか?
今の鬼滅の異常なまでの人気を少し客観的に眺めつつ、純粋にufotableのクオリティを堪能する2時間なのでした
劇場版として切り分ける上で印象的だったのが
追加された親方様のお墓参りシーンなのかなと
物語の途中から始まり、途中で終わる本作が
映画として綺麗にまとまっているのはそんな演出の妙があってのこと
原作が素晴らしいのを言うまでもないが、鬼滅の人気を決定づけたのは間違いなくufotableの演出力
何より際立つ神回19話
ヒノカミ神楽の疾走感あふれる映像と耳に注ぎ込まれる「竈門炭治郎のうた」の融和
視覚と聴覚で異なる時間経過を感じるそれは、炭治郎の全集中の呼吸を擬似体験しているようで不思議と心が穏やかになってしまう
原作の持つ魅力を何倍にも増幅させてしまったufotableには何年掛かってでも、最終決戦まで描ききってほしい
大人の都合で別の制作会社に切り替えるような愚行だけはしないでほしいと切に願うのです
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劇場名 :109シネマズ川崎
上映日 :2021/04/03(土)
上映時間:18:20 ~
上映劇場:シアター4
上映作品:劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
座席 :H -017