アキラナウェイ

権力に告ぐのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

権力に告ぐ(2019年製作の映画)
3.5
実際に起きた韓国最大の金融スキャンダルをもとに、巨大な利権に立ち向かう熱血検事の奮闘を描いたサスペンスドラマ。

"事実は小説よりも奇なり"

猟奇殺人
児童虐待
そして、今回の金融スキャンダル

韓国映画って、実話モノが多い印象。

ソウル地検のヤン検事(チョ・ジヌン)は、かつて聴取した女性スギョンがヤンにセクハラをされたと遺書を残して自殺した事で、停職を言い渡されてしまう。ヤンは汚名返上の為、独自に調査を開始。やがて、スギョンが大韓銀行の職員で大検察庁の捜査部からも聴取を受けており、大韓銀行の売却に関わっていた事を突き止める。

チョ・ジヌンは作品毎に体型もガラッと変えてくるので、好きな俳優さんの1人。

今回は超熱血漢の検事役。
体型は一回り大きめで役作り?

もう、上司から何度も「手を引け」と言われているのに引かない引かない。猪突猛進型の主人公。

スギョンの虚偽の報告書により、資産価値70兆の銀行が外資に1兆で売却される事に!?

証拠隠滅の為、関係者が闇に葬り去られる恐ろしさ。巨大トラックに後ろから衝突されて壁に挟まれペシャンコになる自動車。

怖ェェェェええ!!

腐敗し切った権力に一矢報いようと、拡声器で市民に呼び掛けるヤン検事の魂の叫びよ。

正直、金融スキャンダルの細かい所はよくわからなかったりするけど、熱量はハンパない。