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ラーヤと龍の王国のtottsunのレビュー・感想・評価

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)
3.9
「ラーヤと龍の王国」🎬24
遠い昔、聖なる龍たちに守られていた王国に邪悪な魔物が襲いかかり、龍たちは自らを犠牲に王国を守った。しかし、人々は信じる心を失ってしまう。それから500年がたち、王国に再び魔物が現れる。聖なる龍の力が宿るという“龍の石”の守護者一族の娘ラーヤは、王国に平和を取り戻そうと、“最後の龍”の力を復活させるための冒険の旅に出る。
ディズニー作品を映画館で鑑賞するのって本当に久しぶりな気がする。
コロナのせいで映画館での上映がなくなりディズニープラスでの配信に限られていたから…
今作もそのせいか上映されている映画館自体がいつもよりかなり少ない。
TOHOシネマズなどでの上映が全くなくてイオンシネマ系列でしか上映がないのだ。
とにかく無事映画館で鑑賞出来てよかった。
龍のシスーの声をオークワフィナがあてると知ってから字幕で観るのを楽しみにしてた。
イクスピアリでさえも1日3回しか字幕版なくて心配してた。
オークワフィナっていう時点で普通の大人しい龍じゃないんだろうなーって思ってたけど…やっぱり。
ラーヤもああいう雰囲気の女の子が戦うってなんか「モアナ」ぽいなーって思った。
全体の雰囲気としてはディズニーらしいなぁと。
それを今の時代らしい、民族や人種を越えて仲良くしようというメッセージが込められている。ゴールがとても明確で分かりやすい。
世界観は東南アジアのような感じなんだけど地域によってそれぞれの特性が違うから雰囲気がガラって変わる。
ラーヤがひとりで勝ち進むのではなく、それぞれの地域で出会いがあってみんなで立ち向かうのが本当に現代ぽい。
正直言うともう少しひねりがあっても良かったのかなぁと。
分かりやすいけど深みがない感じは否めないかな…あんまり感情が揺さぶられる感じではなかったんだよなぁ。
ジョン・ラセターの影響ってディズニー社にとってどれほど大きかったんだろうと思う。
栄枯盛衰ですかね。昔のディズニーもひどい時は本当に酷かったから新たな跳躍のための一コマなのかなと期待してみる。
「ソウルフル・ワールド」、PIXARの方が軍配上がったかな。
映像はね、文句なし。なんだけどね。毎回。
私的には☆☆☆.9かな。
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