あおい

ラーヤと龍の王国のあおいのレビュー・感想・評価

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)
4.0
信じ合う心の先に、安寧は訪れる…

相次ぐ公開延期とディズニー+への移行により、劇場からディズニーが遠ざかっている昨今、映画館で観れたことが嬉しくなる作品。

◎ストーリー
龍と人間の暮らす国クマンドラマ。そこにある日、ドルーンと呼ばれる怪人が襲来する。人と共存してきた龍たちは、最後の力を振り絞り、ドルーンを撃退、自身は石となってこの混乱を鎮める。
たが、龍のいなくなったクマンドラマでは争いが絶えず、遂には5つの国に分裂してしまう。
そんな荒れた国に、再びドルーンが襲来し、町は蹂躙される。何とか災禍を生き残ったハートの国出身のラーヤは、古の龍を探しだし、国の再統一のため、冒険に出る…

ディズニーはこうでないと!って感じの、王道アドベンチャーで、とても懐かしくなる。
5つに分かれた国々を回り、各地で仲間を得、最後の戦いに臨む、ありがちやけどそれがいい!

今回の舞台はアジア系の国で、「ムーラン」とかとは違ったテイストのエキゾチックさがある。
部族ごとに分かれた国や、そこに住む人の顔立ちが微妙に違うのも、実在する歴史を元にしてるみたいで楽しい。

物語の進行上、ハイペースで流される国もあったけど、それぞれ個性があって、これはキングダムハーツとかで、じっくり周回してみたくなる、そんな楽しさがあった。ファングの国の女の子も、すごいリク感強め。

またこの映画の醍醐味でもあるドラゴン。その造形も西洋風ではなく、鱗があり、どちらかというと辰に似たアジア風。声を当てたオークワフィナにちょっと似てた☺️性格がちょっとドリーっぽくて、意外と剽軽なキャラでしたね。
ドラゴンじゃないけど、トゥクトゥクがかわいい。

国を周遊し、先々で徐々にドラゴンが力を取り戻していくという設定は、シンプルなから没入感が凄い良いなと感じた。

テーマはありきたりかもしれんけど、これからもこうやって劇場でディズニーを摂取したい。
ただ、こんだけ+にいい作品持っていかれると、そろそろ入会せざるを得ないぞ…

2021年劇場観賞16作目②
あおい

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