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ブータン 山の教室のkurageのレビュー・感想・評価

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)
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ブータンを出て海外での暮らしを夢見る今どきの若者が主人公。
祖母と住む刺激のない毎日、教職に向かず、音楽で身を立てたい。
やる気のなさが上司にバレて、ブータン1の僻地の学校に飛ばされるが、夢見るオーストラリアのワーキング?ビザが下りるまでお金も貯めなくてはいけない。いやいやながら赴く主人公。

世界一幸せだといわれる国に住みながら、自分の幸せを探しにオーストラリアへ気持ちは向かう主人公。
広い世界を見る必要性もあれば、狭い世界を深く知る必要性もある。

ブータンならではの特殊な風景はあれど、主人公の気づきのようなものが遠い異国に住む自分にも重なるところもあり、いつどこに住む、どんな年代の人にでも普遍的な何かを感じさせる映画のように思った。
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