ymmtdisk

ドロステのはてで僕らのymmtdiskのネタバレレビュー・内容・結末

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

仕事を終えたカフェ店長のカトウが、店の2階にある自宅で、モニタ越しに2分後の未来の自分から話しかけられるところから始まる。どうやら1階店舗のテレビと2階自宅のモニタが2分間の時差で繋がってしまったようだ。カフェの馴染みの客も集まってドタバタしていき、テレビとモニタでドロステ効果を作り出すと……という時間モノの映画。

「ドロステ効果」はいわゆる「合わせ鏡」で、これによって2分刻みの未来がずらっと並ぶ、という「よく思いついたな!」な設定。2分という絶妙な未来が効いている。

ストーリーが結末に入ると、しっかり時空警察が登場する(中盤でも意味ありげに登場している)のも、SF然としていていい。
締めくくりとなるカトウとメグミの会話もよかった。
藤子・F・不二雄の短編集、読みたいんだよなぁ。
ymmtdisk

ymmtdisk