フランク(マイケル・チクリス)とその弟のジョーは、レックス(ブルース・ウィリス)の依頼を受け、チームを組んで銀行強盗を行うが失敗し、フランクは何者か攻撃され、意識を失ってしまう。フランクが気がついたときにはジョーが殺されていた。フランクはチームに裏切り者がいると考え、捜し始める。一方、レックスも部下のアイボリー(リディア・ハル)をフランクたちの跡を追わせ、事態の収拾を図る。
初っ端の銀行強盗までは興味深く観ることができたのですが、フランクが裏切り者を追い始めてから、明らかに「コイツが怪しい」という人間が存在するので、フランクがチームの仲間たちを疑って一人ずつ追い詰めて撃ち合って、結果、仲間がどんどん殺されていく様子を私は非常にしらけて観てしまっていました。
銃撃戦や追跡のアクションもありますが、スキンヘッドで太っちょのフランクに動きの切れが無く、あまり見応えがありませんでした。その代わり、レックスの部下のアイボリーが痕跡を消すため、容赦なく人を殺害し、その場所を燃やして去っていく様子が結構、カッコよかった。レックス演じるブルース・ウィリスのアクションが無かったのは残念でした。
登場人物の個性も薄味で、B級としてもあまりにも見どころの無い作品でした。