映画好きの柴犬

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-の映画好きの柴犬のレビュー・感想・評価

3.9
土門よ、その程度の理由なのか😅

 ガトランティスとの戦いから帰還したヤマトと新人クルーたちの船出と、移住先を見つけたガミラスに襲いかかる新たな敵との戦いを描く。

 丁度(笑)昨夜の地震の影響で電車が遅れて会社に間に合わなかったので、予定になかったけど公開日の初回を鑑賞。相変わらず、年配のおじさん率高し。

 リメイクヤマトシリーズは、TVアニメシリーズを劇場公開するという制作スタイルのため、どうしても展開が遅くなりがちだったが、本作はテンポ良く話が進んで、見せ場もバランスよく盛り込まれていて、作品としての完成度はなかなか高いという印象。ストーリー上の主役はデスラーと土門だけど、芹沢と薮に助演男優賞をあげたい。

 今後のシリーズへの注文。続投となったシリーズ構成・福井晴敏氏は、「2202」でもそのきらいはあったけど「今の時代に何を語るべきか」的なイデオロギーにこだわりすぎて、肝心のヤマトの世界観を破綻させないようにしてほしい。まあ、「新たなる旅立ち」以降のオリジナルヤマトは、元々設定やストーリーが破綻していたので、それ以上悪くなることはなく、むしろやりやすいのでは。あと、小林誠氏が外れたようだけど、氏のデザインはかっこいい悪いは別にして違和感しかなかったので、大変申し訳ないけど良かったと思う。