正義ってなんだろう。
あなたとわたしの正義は違ってどちらが正しいも間違いもないのだけれど、それを振りかざすかどうかに問題があって。
自分の正義を信じ切って他人に押し付けたり他人を傷つけることは間違っている。
そう思う。
でもこれも、わたしの正義であって。
誰かはまた違う正義を持っている。
人の死について考える。
みんな命は平等。
そりゃ広く見たらそうだけど、
そんな簡単じゃないよね。
誰かの憎い人も誰かの愛する人であり。
その逆も然り。
人を殺すことがどれだけの罪なのか。
そんなの私にはわかりっこない。
言葉を言葉のまま受け取らず、
その言動の背景を汲み取らないことには対話は成立しない。
言葉に惑わされるな。
あんな風に立ち直ろうとする姿
涙がとめどなく溢れて止まらない
感動するとかじゃない
何がこの人を突き動かしてるんだろうと
そう考えるとその気持ちの強さに圧倒され、その努力に対する社会からの視線の冷ややかなこと。
見てて苦しくってたまらない。
なぜ、なぜ?
幸せは続かないのだろうね
頑張ろうと思うとうまくいかないのだろうね。
悔しくって涙したり歯を食いしばったことがどれだけあっただろう。
彼が生き方を変えた瞬間は
紛れもなく施設のあのテーブルでの会話の中にあって。
自分の正義を振りかざすのではなく
押し込めたこと。
いや、押し殺したこと。
大切な人の顔を思い浮かべたのかな。
その葛藤を想像するとまた苦しくってたまらない。
心を押し殺して、
自分を殺すようなことして。
生きてくべき世の中なんてね。
暴力に発展させず対話ができたらいいんだけどきっと彼にそれを求めるのは大変なことなんだよね。
殺人犯のイメージを揺らがせ
報道の偏りと公助の希薄さを風刺してて
社会派みがあって好き。
嗚呼本当にこの世界は
なんてすばらしいんだろうね。