ワンデーフリーパス3本目。
ヤクザと家族を観た後だったので、どこか似ているものを感じた。
暴力の世界で育ったら暴力が身につく。
困っている人を見過ごせない、誰かの助けになりたい。
彼は真っ直ぐで優しい心を持った人だった。
社会の内側と、外側。
はたまた自分の内側と、外側。
何が正しくて、何が普通で、何が間違っているのか。
自分の育ってきた環境で形成された"普通"の概念が、大人になって社会に出たときに普通かどうかはわからない。
どの親のもとに生まれて、どういう環境で育つことができるか。
自分で選べれば、良かったのかな。
白いコスモスの花言葉は、純粋、純潔。
この世界は生きづらく、あたたかい。
ゆったりとした時間の流れの中に、冷たさと温かさを感じる作品だった。
決して明るくはないけれど、たしかに生きた証がある、そんな強さを感じる映画だったなあ。
原作読んでみようかな。