超過酷な「穴」での極限サバイバル映画。
ある日、ゴレンは目が覚めると「48」階層にいた。部屋の真ん中に穴があいた階層が遥か下の方にまで伸びる塔のような建物の中、上の階層から順に食事が"プラットフォーム"と呼ばれる巨大な台座に乗って運ばれてくる。上からの残飯だが、ここでの食事はそこから摂るしかないのだ。果たしてゴレンはこの建物で生き残れるのか…。
序盤の残飯を食べてる描写から気持ち悪いし、血の描写がグロいしで、なかなかきつかったけど、現実の階級社会を表わした物語が興味深く、結構楽しめました。
一月過ぎれば過ごす階層が変わるシステムとなっているこの建物。上層階だと歓喜で下層階になると絶望に叩き落される。なぜなら下層階には食べ物が残っていないから…。下層階に行くほど生き残るために人は醜くなる。思いやりなど糞食らえの世界。こんな場所、私は絶対に行きたくない。
それにしても、この場所は何のためにあるのだろうか。犯罪者更生施設？でも主人公は犯罪者じゃないしなぁ。この場所を作ったやつはかなりの異常者であることは間違いないと思う。
