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カサノバのotomのレビュー・感想・評価

カサノバ(1976年製作の映画)
4.5
装飾の毒々しさ、喧騒とは対象的な絶倫男の孤独感。性の妙技で名を馳せた行く末はダッチワイフと世にも虚しい物語。薄ら寒い風の音と共に描かれる時間の流れのこの残酷さは何なのだろうねと考えさせられる。ニーノ•ロータのパイプオルガンノイズからのゴッドファーザーっぽい曲も実に良かった。良作。
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