カサノバの作品情報・感想・評価

「カサノバ」に投稿された感想・評価

dude

dudeの感想・評価

4.2
性豪ジャコモ・カサノヴァの色々とすごいセックス遍歴。映像的にも物量を中心にひたすらすごい。どでかいシャンデリアの火を消す場面が印象的。
実際にどうだったかは知らないが、この作品においては彼の才人としての部分が人々に軽んじられているように見え、それがもう一つの取り柄である獣じみた性欲の比重を高めたのかなあと。最初の方で見せた性技?も鳴りを潜め馬力勝負のようなセックスが続く。それだけに枯れてしまってからの回想は切ない。女という器に囚われていくことが自己愛に繋がっているようなところも興味深かった。
18世紀ヴェネチア出身の術策家であり作家のジャコモ・カサノヴァ。有名な漁色家(プレイボーイ)として知られた彼の半生について描いた作品ということだったが、ほとんどが女性との秘め事の話でちょっと引いた。

それでも演劇を観ているような映像で、当時の貴族たちの風俗だったり、豪華な衣装で、時代の気分は伝わってきた。内容の割に芸術的だったように思う。

女性との絡みは賭け事の対象にされたり、しっとりとしたラブシーンではなく、スポーツやダンスのような雰囲気で描かれていたような気がする。少しくせのある登場人物も多かった。

主人公について他の功績が語られることはほとんどなく、その一点のみが延々と強調されている感じ。148分と長尺だったので、もうちょっと短くても良かったかな。

フェデリコ・フェリーニ監督作品。
ゐ

ゐの感想・評価

5.0
あんなに頑張って購入したDVDが
ツタヤで借りられるなんて!
otom

otomの感想・評価

4.5
装飾の毒々しさ、喧騒とは対象的な絶倫男の孤独感。性の妙技で名を馳せた行く末はダッチワイフと世にも虚しい物語。薄ら寒い風の音と共に描かれる時間の流れのこの残酷さは何なのだろうねと考えさせられる。ニーノ•ロータのパイプオルガンノイズからのゴッドファーザーっぽい曲も実に良かった。良作。
ナゲーし殆ど反復だから消耗する。8 2/1を更に『野いちご』的老人回想録として純化している。
冒頭の巨大セットでコスプレバカ騒ぎと揺れるベッドと人形とセックスする場面はただただ不毛で印象深い。特に、あの自動人形のかくかくとしたマイムと動かすたびに瞬きするところは本作のなかでもひときわ輝いていた。
撮影法はアメリカ映画を意識していそうである意味ディズニー映画と形容できる。くわえて照明の濃淡が華麗で気絶女と話す場面で場所によって光の当たりが異なり新鮮に映った。
フェディリコ・フェリーニ監督の『カサノバ』。1人の男の自叙伝的作品。
初めて『カサノバ』を観ましたが、他の作品も見てみたい、とそう思わせました。

奔放で自由に生きたカサノバ、中世ヨーロッパの貴族社会を大胆に生きるこの男の作品、フェリーニ監督の映像以外ではどう描かれるのだろうと。

2時間半の大作ですが、個人的に飽きはしませんでした。オムニバス調の構成も気にはなりませんでしたが、おそらく、好き嫌いはかなり激しく出るかも。
ということでお薦めはしません。興味のある方はどーぞ。

消されたシャンデリア、母との再会と「住所を聞くの忘れていた」の呟き。ゼンマイ仕掛けの人形。
そして自由に生きたカサノバが最後に独り言ちする。
放浪の果てにみた情景はなんだったのか?

しかしジャック・バウワーのお父さん、こういった作品にも出演していたんですね。
なんとまぁ、幅の広いこと。感心感心。
123

123の感想・評価

3.0
道→甘い生活→カサノバ

甘い生活といい、カサノバといいオムニバス的なので中々長い
所々にツボなところはあるけれども長い...

ラストシーンがどのようになるのかと、ニーノ・ロータの音楽目当てに観ている

これはご飯食べながら見るやつではない
「フェリーニの」と付けるだけあってカサノヴァってこんなだっけ?という感じ。

美しいを通り越して悪趣味でグロテスクな世界観。それを狙っているんだろうけど苦手。
Lumino

Luminoの感想・評価

-
3日間連続で寝落ちするくらいには、何を伝えたいか私にはよく分かんない映画だった~最後までいかなかった観るの諦めた

イタリア映画あんまり観たことなかったけど、色んな思想とか、その時代とかよく分かんない
20年後くらいにもっかい観てみよ~◎
寿都

寿都の感想・評価

4.7
フェリーニ作品とも知らずにジャケ借り。
ヴェネチアといえばあの妖しい仮面。あの不気味な華美センスは最高だ。箱根ガラスの森に行きたくなる。それをフェリーニ流でこれまた一層妖しげで豪華絢爛にした美術で魅せてくれる、幻の様な逸品。隠れた名作!ノスタルジックなエログロナンセンスとお姫さまが命だった十代で見れていればこの倒錯の美を段ちがいに有難がれただろう。

フェリーニはきっとセックス描写の追求に挑みたかったのでは。映画におけるそれは殆どがお粗末で創造性を発揮しようがないから。今作のそれの創意工夫には90点位をつけたい。わかってるね。例えばまぬけでかわいい鳥の機械が、あんな物がエロく効果的だった。それでいておバカH映画でない。カサノヴァは純粋で生真面目な人間で、重苦しい共感があり哀れな人生だな、で片付けられない。
それと、キューブリックしかり、映像作家としての技量と資金を存分に蓄えた巨匠はやはり中世貴族の世界に挑みたくなるのだろう。

途中までドナルド・サザーランドとは気付かず、吃驚した。最高の役者だよ。
全編が名場面だけどカマキリ男みたいな変態貴族と、ドイツの酒場でのオルガン合唱が特に圧巻だ。瀉血されて倒れるを繰り返す美少女なんてのも、中世的グロで笑えてうっとりできた。
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