こ、これほどの破壊力があるとは…
今年早くもベスト級ですね。完全に自分のことを語りたくなる類の映画でして、『愛がなんだ』以来ですかね恋愛映画でこのタイプの映画は。
僕はある程度趣味のあった女性と結婚しまして。音楽も映画も大好きなので、二人の付き合いたての描写は死ぬほど刺さりましてね。もちろんコンテンツは全然違いますが、「あの頃」と置き換えられるんですね。そんで、その後の社会に揉まれていく麦くんの描写もわかるんですわ。麦くんの言い分はすげえわかるといいますか。
だって確かに僕の本棚って変わってしまったし。積読は小説が溜まるばかりです。眩しすぎたんだよ、二人の出会った頃がさー。瘡蓋が抉られる感覚を味わえ！「もうこういう恋愛映画はちょっと」的な30代既婚者！
出てくる会話、サブカルコンテンツも全て良いです。出会いと別れを自然に丁寧にアシンメトリーな構造で描く鬼畜映画！
パンフもいいよ！
