このレビューはネタバレを含みます
前評判は高かった。坂元裕二脚本というだけで期待値は高い。
その期待を上回る。めちゃくちゃ面白かった。
菅田将暉と有村架純の2人だけでこんだけ成り立つって、この2人、改めてすごい。
ストーリーは、多分誰でも共感できるような、すれ違いの恋愛模様というか人間模様というか。
新入社員病とでも言うのか、楽しいことをして過ごす人を見下しつつ、羨ましがりつつ、自分との差を感じつつ、そういう変わっていく自分と変わらない相手を感じて、どちらも受け入れることができない。こういうの、普遍的な人間模様で、誰にでも刺さるんじゃないだろうか。
多摩川の朝焼けとか京王線とか、自分の青春時代とも重なってしまった。
ファミレスでかつての幸せの絶頂の自分達を重ねるシーン、最高。
このストーリーを、最後の爽やかさで締める、読後感の良さったら、もう坂元裕二あっぱれ。
あとは清原伽耶の魅力がすごい。あんなちょっとなのに3番目にクレジットされる？笑
