花束みたいな恋をしたのharuのネタバレレビュー・内容・結末

楽しかった、幸せだった事実に嘘偽りは無いと物語全体を通して丁寧に描いていると思う。
最後のファミレスの対比構造は、幸せの始まりと終わりを告げる切なくも美しいシーンだった。

生活のための労働によって、かつての夢や興味が揺らいでいく、薄れていくことは少なからず誰にでも経験があることだと思う。
この辺りの描き方も秀逸。

2人の会話の中に出てくる単語に何度も反応させられたが、中でも粋な夜電波リスナーだったので痺れた。