このレビューはネタバレを含みます
様々な解釈ができ、散りばめられた要素に記号を当てはめる楽しさがある映画。過去2作より好きかもしれない。
これは自分の芯がなく、利他的な考え方ができない者の末路なのだろうか。親の影響もあるようだが。
相手の気持ちをわかろうとしている様だが、何もしない、できない。なぜなら自分で選択することを恐れているから。こういう感情は少なからず誰にでもあると思うので、ぶっ飛んだ作品に見えるが、物凄く内的なことを突っつかれている気がする。
ラストのボート転覆前のボーの表情がとても印象に残る。
この映画のCMが地上波放送で流れていることに良い意味で最大の狂気を感じる。
ホアキン・フェニックスの演技恐るべし。英語の発音聞き取れないシーンが多々あったが、ネイティブは理解できるのか気になる。