このレビューはネタバレを含みます
この映画を見て以前付き合っていた人のことを思い出した。
きのこ帝国もフレンズも過去の自分と重なって、きっとこの曲を聴いたことがなかった人も誰もが好きな曲や好きな小説、好きな映画を共有できる嬉しさと、それに伴って突然距離が縮まる瞬間を味わったことがあるんでは無いかと思う。
最初は息がピッタリだった2人も、就職や環境の変化で徐々に二人の歩幅にも差が生まれ、最後は別れてしまう。大学生の自分からすれば確かに大学生の恋愛なんてそんなもんだとも思う。
しかし現に自分がそうであるように、別々の道を歩むことになったとしても二人が一緒に過ごした時間は決して無駄なものでは無いし、素敵な思い出として心の中に残り続けると思う。
と、同時にこの映画も私の心の中にずっと残り続けると思えるほど、切なくて楽しくて、素敵な映画だった。
