「少なからず、みんな通る道」
契約している動画配信サービスで無料になっていたので見ることに。
なんとなく面白いとは聞いていたけど、想像以上だった。
男性と女性で見え方や感じ方が違うと思う。
私も妻と機会があればもう一度見てみたい。
男性の立場からしてやはり感じるのは
麦くんは早く大人になりたかったんだと思う。
好きなことで食べていけると期待に胸を膨らませていた学生時代。
そんな時、すごく大切にしたいと思える存在と出会えた。
幸せの絶頂だったであろう時にいつも現実が2人の未来を不安にさせてくる。
周りが普通に就職活動していくなかでの焦りもあったと思う。
やりたいことはあっても泣かず飛ばずの先輩。
こうはなりたくない、自分の大切な人を護りたい。
大切なことはなにも変わらないと思って社会の歯車になることを選んだ。
でも実際は妥協とすれ違いの日々。
絹ちゃんは大事な人と一緒にいられたらそれでよかったのにね。
どっちが悪いとかそういう話では決してない。
変わろうとした麦くんと、変わらないでいた絹ちゃん。
温度差は出て当たり前なんだと思う。
個人的には大好きな映画となりました。
見終わった後の切ない虚無感がなんとも言えませんでした。
