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フロッグのssur080288のネタバレレビュー・内容・結末

フロッグ(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

開始45分、その恐怖は快感に変わる…。
キャッチフレーズの通り、他のレビュアーさんの評価でも「中盤からの伏線回収が衝撃」という声があふれており、気になったので鑑賞しました。

結果は皆様のおっしゃる通り。笑
誘拐事件と担当刑事の家で次々に発生する怪奇現象。一体どういう関連性があるのかと、中盤からの伏線回収を楽しみ鑑賞しました。

実は担当刑事自身が誘拐事件の犯人でして、過去の誘拐事件被害者がフロッギング(家主に秘密で屋根裏などに住み込むこと)をし、犯人に復讐するというストーリーでした。

作中にもフロッギングに関する説明が少し出てきましたが、ついつい調べてしまいました。そもそも日本の家は狭いのであまり馴染みがありませんが、海外ではそれなりにいるみたいです。

本来フロッギングは家主にばれないようにこっそりと生活するのに対して、復讐を誓う犯人はポルターガイストのように少しづつ嫌がらせをするので、結末を知るまでは「相当頭おかしいな」というイメージしかないです。

また、復讐を誓う犯人に同行するフロッギングのプロなる友達が登場するのですが、その友達は'たまたま'友達に同行を依頼され、'たまたま'誘拐犯の家にフロッギングしてしまい、'たまたま'誘拐した子供たちが監禁されている場所に行ってしまい、殺されてしまいます。作中で一番かわいそうな被害者です。笑

作品全体としてですが、後半の伏線回収はかなりすっきりします。ただストーリー全体で言うとなくはないストーリーで、復讐犯の行動から察しのいい人は結果がすぐに予想できてしまうかも。この作品を見て改めて、「心霊よりも生身の人間のほうが怖い」ということを思い知りました。
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