このレビューはネタバレを含みます
本作はcivil warでの国連爆破事件への関与を疑われるナターシャロマノフがinfinity warまでの間に何をしていたかが描かれた作品。
北欧で身を隠すナターシャの元に幼少時代に生き別れた妹のエレーナからレッドルームでの洗脳を解くための薬品が届くことで物語が始まる…。
延期延期でやっと公開された本作ですが、久しぶりのMCU作品ということもあり終始楽しんで見ることができました。
ナターシャ・ロマノフをはじめ、妹のエレーナ、母親のメリーナ、父親のアレクセイ、みんないいキャラしてました（実際はレッドルームの支配者ドレイコフの指示のもと、スパイ活動のために生まれた偽装の家族）。
特に妹エレーナはブラック・ウィドウとしての活躍もさることながら、家族を心から愛するとても素敵なキャラクターでしたね。またこの役を演じるフローレンス・ピューはミッド・サマーとは全然違う印象で茶目っ気たっぷりの素敵な俳優さんでした。2代目ブラック・ウィドウとして今後の活躍が期待されます！
作品全体としてはアクションシーン多めですが、時折挟まれる人間ドラマもありで緩急のある作品だったと思います。欲を言えば、もう少しタスクマスターのコピー機能を盛り込んだり、元となるキャラへの言及が欲しかったです。過去作を知らない人からしたらどこまでがコピーなのかわからないし、MCUには他にもこんな魅力的なキャラがいるんだぞという宣伝になってないような…。
とはいえ、infinity warでナターシャが着ているベストはエレーナからのお下がりという胸熱エピソードや、エンドクレジット後にエレーナの次のターゲットがバートンだと命じられ（そこは冷静に経緯を聞いてやってくれー泣）今後の作品につながっていく流れなど、MCUが帰ってきたと実感しました！
大満足の作品でしたが、これを5にすると今後の作品が全て5になりかねないので4にしました笑
