似太郎

木靴の樹の似太郎のレビュー・感想・評価

木靴の樹(1978年製作の映画)
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長すぎて、何度もTRYするんだけど途中で飽きて😪💤となってしまう芸術大作。たしかに素晴らしい映画だとは思うけど、ここまで画面に抑揚がないとさすがにギブアップする。アンゲロプロスの『旅芸人の記録』ですら苦痛だった私には拷問のような映画。

昔、神保町の岩波ホール(すでに閉館)で散々やってた北イタリアの農民の波乱に満ちた一代叙事詩!みたいな近代史観バリバリの映画でエルマンノ・オルミの極端なカソリック教義的バックボーンをよく理解しないとスンナリ内容が頭に入らない作品だと言える。

ベルトルッチの『1900年』の方が悪意+毒気がタップリ注入されてるから耐えられるんだけど本作はそういったダーティーな要素がなくて小綺麗過ぎる嫌いがある。好きな人は多いみたいだけどカール・ドライヤーとかタル・ベーラ的な敷居の高さを感じてしまい途中で放棄せざるを得なかった。メンゴ!🙏
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