クリント・イーストウッドの代名詞とされるポリス・アクションの名作をやっと鑑賞。
有能なのに粗野で不器用。ハリー・キャラハン刑事のかげりのあるアウトローぶりが魅力的だった。
ピリリと辛口な決めゼリフ
サマになるガンアクション
ビルから飛び降りシーン
ヒィィー!な太腿グサリ
そして、緊迫のバスジャックシーン
更に極めつけはスタジアムでの攻防…
大袈裟なカメラワーク、とりわけ下から舐めるイーストウッドがキマってる。
イカれた犯人のイカれた演技も素晴らしかった。憎たらしいったら!
多くのシーンが後の作品へ影響を与えたであろう事は感じられるけれど、正直なところ時代も感じる。
とは言え、単なるアクション映画に留まらず、「犯罪者の人権」VS「被害者の人権」といった法的問題にも斬り込んでいて、現代にも通じる社会的目線の盛り込みも上手いと思う。
個人的には同じイーストウッド代表作シリーズならば、カッコ良さも痺れ具合もマカロニイーストウッドの方がずっとず~っと上だった。