みんと

ダーティハリーのみんとのレビュー・感想・評価

ダーティハリー(1971年製作の映画)
3.7
クリント・イーストウッドの代名詞とされるポリス・アクションの名作をやっと鑑賞。

有能なのに粗野で不器用。ハリー・キャラハン刑事のかげりのあるアウトローぶりが魅力的だった。

ピリリと辛口な決めゼリフ
サマになるガンアクション
ビルから飛び降りシーン
ヒィィー!な太腿グサリ
そして、緊迫のバスジャックシーン
更に極めつけはスタジアムでの攻防…

大袈裟なカメラワーク、とりわけ下から舐めるイーストウッドがキマってる。

イカれた犯人のイカれた演技も素晴らしかった。憎たらしいったら!

多くのシーンが後の作品へ影響を与えたであろう事は感じられるけれど、正直なところ時代も感じる。
とは言え、単なるアクション映画に留まらず、「犯罪者の人権」VS「被害者の人権」といった法的問題にも斬り込んでいて、現代にも通じる社会的目線の盛り込みも上手いと思う。

個人的には同じイーストウッド代表作シリーズならば、カッコ良さも痺れ具合もマカロニイーストウッドの方がずっとず~っと上だった。
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