ミッドナイトスワンのMavisのネタバレレビュー・内容・結末

なんていい映画なんだ……と思っているところにカウンターパンチ食らった。怖ぇえ…。

事前中継トークショー付きで鑑賞。その劇場にいたのは本当にこの作品が好きな人が多かった。私は初見だったけど、周りの人はほとんどリピーターだった。

家庭環境の良くない元で育った少女・イチカが、親戚であるナギサと暮らし、バレエを通して変化していく話。

この映画で1番ショックを受けたシーンは、ナギサが性転換後にボロいゴミだらけの部屋で血がついているおむつを履いて横たわっているところ。カウンターパンチを食らった。性転換についての知識はあまりないけど、テレビで性転換を受けた人をよく見る。その人たちは明るく快活な人が多い。その反面、こんなにボロボロになる人もいるのか？これは安い手術を受けたせい？痛々しくて、見てられなかった。
ナギサのおむつを替えるボランティアもいるのかぁ。そんなボランティアもあるのかとこれも初知りだった。

あと、印象深いのがバレエ。バレエがとても綺麗だった！私は完全に素人だけど、プロだなぁって思った。イチカとナギサが夜に公園でバレエを踊ってる時に、ロマンチストなおじさんがでてくるの好き。

これってナギサの親の度量が足りないのが一番の元凶だと思う。受け入れてあげてほしい。

あと、何が1番気になるって、バレエの先生のフットワークの軽さな。新宿から広島までイチカのレッスンに行くってどのくらいの頻度で行ってたんだろう？レッスン代はどのくらいだ？交通費は？と現実的なお金のことが気になってしまった。