このレビューはネタバレを含みます
「LGBTって流行ってるもんね」
お金があってもカラダが女になっても母親になれる訳じゃないし、どんなに他人が愛情を注いでも、子供が必要するのは実母なのは変わりない。
個人的にはトランスジェンダーの主人公よりも、一果とりんの関係が強烈だった。一果への恋慕に近い憧れを抱いていたりんの、電話の声と、あの空は綺麗に見えてしまった。
母親が無断で舞台に上がってきたり、とんとん拍子で海外留学が決まったり、瀕死状態で海行ったりとツッコミどころ満載だったのと、最後の海のシーンはなんだか蛇足だった気がする...
けど、バレエの先生に「お母さん」と言われた時の凪沙、ほんとうに嬉しそうだった。
些細な一言で人は変われたりするし、変わってしまったりもする。