当初想定していた以上に重く辛い物語でした。
いや、めっちゃ泣けそうだなぁと思って泣く気で挑んだら余りの残酷さに泣くことすら憚られたと言う方が正確か。
正直ストーリー展開にはややブツ切りな印象があり、ところどころ
「そこサラッと流すんかい！」とか
「そこに至るまでの経緯はナシかい！」と
言いたくなったことは否めません。
しかしこの作品はとにかく俳優陣が素晴らしい。
特に草彅剛が演じる凪沙が色々なものに抗い続けて心身共に削り続ける姿は圧巻。
また(多くの方が述べられていることと思いますが)一果役の服部樹咲さんはなんかもう演技してる感のなさが心底凄いと思うと共に
冒頭の荒んだ田舎娘からラストの凛としたバレエダンサーに至るまでの変遷が本当に自然で良くて(語彙力)それだけでも観る価値があると思います。
