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ボーはおそれているのogaのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
4.8
チケット購入直後にXで困惑と酷評の声を多数目にしてしまったことから、金をドブに捨てる覚悟で挑んだのが却って良かったんでしょうか。
思いの外楽しかったんですけど……なんで……??

そもそも監督自らみんなをドン底に落としたくて作ったような作品ですよ??
意義とか意味とかあんまし考えずに見るのが正解なのかも知れません。

捉え方としては
お母さんが実は邪悪で強大な魔法使いで、息子の周りに悲惨な出来事ばかり起きるような魔法をかけ続けている……くらいの感じで観るといいかも。
あくまで捉え方であって魔法とかが出て来る世界観という訳ではないです。そのくらい不条理で荒唐無稽な出来事しか起こらないっていう意味で。

以下個人的ツボ要素箇条書き。超ネタバレ。

・邦題はボーなのに字幕はボウなのなんで
・ボウの住む街、絶対元から治安壊滅してるでしょ
・ゴッサムシティが住みやすそうに見えるレベル
・カード使えないのは確かに悪夢
・風呂では徹底的に隠し通したのに往来に出た途端
 まろび出る局部
・下ネタ苦手でもこれは笑うしかない
・トニの部屋、K-popまみれ……?
・食事開始直後に出されるデザート(錠剤)
・電話するボウの背後から這い寄るおじさん
・ペンキがぶ飲み娘と激昂する母、そして
 ボウはガラスを突き破り脱出
・追い縋るおじさん、さすが元軍人
・急にアクションめいてきたのウケる
・森の中の劇のシーンはマトモに好き
・からの銃撃戦
・そして爆発オチ
・母の邸宅段差凄すぎて日本なら建築法
 通らなさそう
・母の会社の広告のモデルこれ全部……怖っ
・ボウだめベッドインしたら死んじゃう
・ボウじゃなくて相手が死んだ……?
・おかん生きとったんかワレ!!
 正直、だろうと思ってたよ!!!
・セラピスト、グルだったんかワレ!!!!
・屋根裏に父……パラサイトの逆パターンか
 (位置的に)
・ここで訳の分からなさ最高潮
 ゴーストバスターズ始まったのかと
・母を殺め水辺に漕ぎ出すボウ……
 ここで終わりか?
・からの史上最悪の裁判
・おかん生きとったんかワレ!!(二度目)
・そして爆発オチ(二度目)

こんな映画作るだなんてアリ・アスター監督って家族仲ヤバかったり生育環境歪んでたりするんだろうなぁ……
なんて思っていたら監督が実母にこの映画を観せていたとの記事を発見。
何よりもその事実を、オガはおそれている。
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