個人的には非常に好きな作品。
最初から堤監督らしい？撮り方でワクワクしましたし所々に上空映像があった点も良かったです。
原作未読ですが原作も読みたくなる作品でした。
読みたくなるというよりは、映画だけで全てを理解したつもりになって良いのか分からないから、原作で確認をしたいという感じでしょうか。
「子育ての意義」や「小さい頃の記憶」といった観点を深く考えさせられましたね。
キャストは芳根京子さんが最高でした。
放送中のドラマ「コントが始まる」でしか演技を観たことがなかったのですが、今回の役もめちゃくちゃ合ってます。上手い。
父親を殺した被告人として何の疑問もなかったですし、表情の作り方が本当に凄い。
他の出演作品も観たいのでFan!しました。
以下少しネタバレになります。
結局、環菜さんに殺意はなかったのでしょうか？
由紀と迦葉は無実を信じて裁判に挑みましたが、真実はほぼ判決通りな気がしてなりません。
父親が連絡することを止めようと思ったら、通常は左手に持った包丁を落としてから歩を進めますし、掴み合いになった時にまで包丁を持ち続けていた理由が分からないです。
序盤の展開の通り、どちらにせよ真の動機が難しくなりますが、フィクションとはいえ実際の真実が知りたくなりました。
(あー中村倫也かっこいい…)
