叡福寺清子

アントマン&ワスプ:クアントマニアの叡福寺清子のネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

公開から10日経ったとはいえ,平日の初回上映とはいえ,IMAXなのに客が10名程度とはちょっと寂しくないですか.これが世にいう”MCU疲れ”なのでしょうか.こんばんわ.三遊亭呼延灼です.

そのMCUフェーズ5の嚆矢となる本作.てっきりスコットとホープは量子世界に残って,アントマンの役割をキャシーが継承するものだと思っておりました.っ事はですね,カーン・ダイナスティに登場する可能性があるって事でしょうか.MCUの偉い人達が本作を重要作品って位置づけてらっしゃるようですので,年長者として若者アベンジャーズを牽引していってもらいたいものです.

で本作.量子世界がややファンタジーすぎるという批判を目にして『うん,そうだね』と思ったのと同時に,どうせ誰にも正解がわかんねぇんだから無茶やりゃいいんだよ,とも思った次第.タトゥイーンのカンティーナみたいで楽しいじゃん.でもまぁ一応のSF者として,インテグラル・ツリーを思い出したことだけは明記しておきます.

個人的に一番好きなシーンは,蟻の集団が実際にそうするように,可能性のスコットが寄り集まって柱みたいになるシーンでした.あれ観て,「蟻じゃん,蟻」とワクワクした次第.そう考えると本作ってのは,エンドゲームやワカンダ・フォーエバー以上に集団戦でございましたな.軍隊という社会的集団と社会性昆虫である蟻との戦闘.「黒い絨毯」以来,蟻に勝つのは至難の業というのが常識なので(そうなの!?),蟻参入の時点で,このカーンの負けは見えておりました.
あとエンドクレジットのコリー・ストールが,役名M.O.D.O.K.だけだったのは釈然としませんでした.M.O.D.O.K./ Darren Crossってして欲しかったですな.
エンドクレジットといえば,二回目のおまけ映像の時に,声出して驚いちゃいました.