Lazy

エルヴィスのLazyのネタバレレビュー・内容・結末

エルヴィス(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

言わずと知れた、キングオブロックンロール、エルヴィス・プレスリーの生涯を描く。
物語は周知の哀しい結末に向かって進んでゆくので、最高のエンターテイナーを題材にしているにもかかわらず楽しい気持ちで観る事はできない。
最後の本人映像にはぐっとくるものがある。
まだまだ人種差別が堂々と残る米国における音楽活動は、同じロックではあるが英国で誕生したビートルズやローリングストーンズ、ジミーペイジ、ジェフベック、エリッククラプトンなどが在籍したヤードバーズなどを取り巻く環境とは全く違ったものであったろう。
本作でも大きく取り上げているが、音楽業界にはドラッグ問題や取り巻きによる搾取などが付き物であるようだ。
この物語ではトムハンクスがパーカー大佐を演じ、口先巧みに自分の地位を築き上げエルヴィスを食い物にしてゆく姿が描かれている。実際はどうだったのだろう。
映画の中では、あの時ああすれば違っていたのに、というシーンが何度もでてくる。
話は少々逸れるが2024年現在、メジャーリーガーの大谷選手の元通訳の水原氏によるギャンブルが大変な話題になっている。パーカー大佐もラスベガスで財産を使って使って使いまくっていたようだ。ギャンブルや薬は怖いのである。
そしてオースティン・バトラー扮するエルヴィスは無茶苦茶カッコ良かった。
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