Jun潤

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!のJun潤のレビュー・感想・評価

3.7
2021.11.12

Filmarksで見つけた案件。
「アメイジング・スパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィールド主演。

後に「レント」を執筆する作曲家のジョナサン・ラーソンは、1990年の「tick,tick…BOOM!」上演中、自身の過去作「Superbia」の試聴会に向かっていた30歳目前の自分を回想する。

実は今作で初めてジョナサン・ラーソンの名前を知りました。
彼の作品を知っている人からするとたくさん関連ワードが出ていそうな雰囲気でしたが、知らない僕でも、1人の青年が作曲作業中に恋に友情、仕事など、様々なことに頭を悩ませながら夢を叶えるために前へ進んでいく様が描かれた、良き青春ムービーでした。

特に初めて聞く楽曲でも、軽快でノリやすいリズムをしていてとても聴き心地が良かったですし、その曲たちに合わせて、ジョナサンの生活の様子や苦悩する様が描写されており、とても見応えのある作品に仕上がっていました。

彼の没年についても知らなかったので、ラストにナレーションで説明された最期には驚きましたが、彼の創り出した音楽が今も人々の中で生き続けているということも伝わってくる構成だったと思います。

弾き語りしたり踊ったりコミカル顔からシリアス顔まで見せてくれたりなアンドリュー・ガーフィールドにも大満足でしたね。
Jun潤

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