わたしはジョナサンラーソンの作ったRENTが本当に大好きなので、これが彼の話だということを冒頭で知って歓喜した。
彼がRENTを書く前の、上映されることのなかった作品が本作である。
彼の劇作家・アーティストとしてのもどかしさや焦り、葛藤がフレッシュに描かれていて、それでもやはりRENTというものの成熟さもわかるような作品だと思った。
彼の曲の素晴らしさもわかる。まさに展開やアレンジが彼のもので嬉しかった。
YouTubeで彼について調べた時に、劇中にあるようなリハーサル室みたいなところで歌っていたのを憶えている。
彼について、彼の作ったものについてもっと知りたいと思っていた私の欲求を満たしてくれるような映画でした。
RENTのことがまた好きになりました。