made good filmsさんから試写会にお誘い頂き鑑賞しました。
メキシコでは公営の救急車が数少なく、民間の完全営利目的の救急ビジネスが成り立っているそうです。主人公一家の闇救急車ビジネスのドキュメンタリー。
日本で暮らしてる身としては、かなりカルチャーショックに襲われました。そもそも救急車が少なく、到着まで30分かかるのは当たり前。そこから市民病院か私営病院を選択するが、市民病院は急患でパンパンなため仕方なく私営に運ぶものの、貧困層の患者は保険に入ってる訳もなく、当然救急車のお駄賃は頂けず。しかし彼らがいなければ命は救えないという何とも皮肉な現実。
サイレン鳴らしても全くどこうとしない車や、救急活動中の横を無理矢理通ろうとする車など、治安の悪さも目立ってました。救急ライセンスの無い活動故に警察も取り締まる訳ですが、賄賂が横行しているのもまるでフィクションの世界。
生まれ育ちが日本で良かったと心から思いました。
https://www.madegood.com/midnight-family/
