親に反抗してドロップアウトしたテギル（パク・ジョンミン）は偶然入った料理屋で働き始める。そこの奇妙な料理人コソク（マ・ドンソク）や、赤髪の女子ボクサー（チェ・ソンウン）に殴られ続けながら、厳しい社会と親の大切さを実感していく。
ザ・ビンタ映画。暴力はいかんけど、これは爽快だった。
韓国コメディは肌に合わないながら、キモかわいいマ・ドンソクが面白いと思って観始めたら、料理屋にみんな集まり始めたあたりからめちゃくちゃ面白くなった。
TWICEを歌って踊るドンソクとたくあん頭の圧倒的ながらも、微妙な力関係と掛け合いが最高で、屋台で飲みながらのビンタには大笑い。
終わり方は、え？って感じだけど、中盤までのコメディで十分満足できた。
親がなく、学歴もない若者たちの葛藤と成長という視点でも、けっこう楽しく観てられて、韓国も日本も同じだなと。母親泣かせの場面にはイラっとするけど、まあ、若いってそうだよねー。
最終的にはマ・ドンソクの笑いと無敵ぶりに勝るものなし。
