風神

眠る虫の風神のネタバレレビュー・内容・結末

眠る虫(2019年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

日本映画専門チャンネル放送分を
録画して鑑賞。

刺さる人には刺さるのかなぁ。
自分には、刺さらなかった。

漠然とした物語は
それぞれの解釈って事で。
自分が気になったのは
『景色が死ぬ』という事。

自分が子供の頃
スマホも携帯もビデオも無く
インターネットもパソコンも無い時代
カセットテープとラジオが
パーソナルな物でした。
テレビは家族の物で
みんなで見るイメージ。

そんな時代に、
街の音を集める人達がいた。
踏切の音、雑踏の音、自然の音
車や電車の音などを
ガンマイクとレコーダーで録音する人達。
カメラのフィルムと現像代よりも
安価で思い入れのできる趣味。
「映像研には手を出すな!」でも
そういう人がいましたね。
姿は変わったが、ICレコーダーで
やってる人もいるのかな。

あっという間に変わる街の景色。
変わりゆく商店街の店。
空き地にはあっという間に建物が。
昔の景色が変わっていくのは
世の理であり当然の事だと。
それを、別方向から考えると

『景色が死ぬ』事になるのかもしれない。

その表現が、個人的には納得したが
増長なバスのシーンや
主人公の謎な行動など
物語部分は、ちょっと苦手でした。

バスの席変わっての人は
幽霊ってことなんですか?
あの部分の異質さが
自分には理解できませんでした。

2023-129
風神

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