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フリツィ 奇跡の物語
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『フリツィ 奇跡の物語』に投稿された感想・評価

【ドイツ・フィルムアーベント2024】

今年は、ドイツ総領事館開設150周年、ベルリンの壁崩壊35周年とのことです。
ということで、ドイツの近しい歴史を描いた当作が上映されることなりました。

東西ドイツの壁が無くなる1989年の東ドイツ・ライプチヒに住む、12歳の少女フリッツィが主人公です。
親友のゾフィーがハンガリーに家族旅行する夏休みの間、愛犬スプートニクを預かります。
夏休みが終わっても学校にやって来ないゾフィー。
そうです、ゾフィー家族はあの汎ヨーロッパ・ピクニックで、ハンガリーからオーストリアへ脱出したのです。
こうして、スプートニクをゾフィーに返そうとする、フリッツィの大冒険が始まります。

少女が壁の存在を認識し、壁の喪失への波に図らずも関わっていく姿が描かれます。
東ドイツに住む人たちの日常。
秘密警察シュタージの暗躍。
「Wir sind das Volk」(私たちは人民だ)を合言葉に、自由を勝ち取る運動を起こす市民たち。
当時の状況が詳細に丁寧に描写されています。
歴史の中の名も無き一人の少女ということで、「この世界の片隅に」と近しいものを感じます。

<上映後トークイベント>
「アニメが持つパワー-アニメで歴史的出来事をどう伝えるか」
司会:メラニー・ザクシンガー総領事

<パネリスト:オンライン参加>
マティアス・ブルーン(「フリッツィの大冒険」監督)
ラルフ・ククラ(「フリッツィの大冒険」監督)
片渕須直(「この世界の片隅に」監督)

Q:この映画を作るきっかけは?
A(ブルーン):
2009年ライプチヒで原作に出会ったのが始まり。
歴史的な出来事を子供向けのアニメにすることへの理解、資金集めに苦労した。

Q:日本アニメの影響は?
A(ククラ):
同様に歴史を描いたアニメとして、高畑勲作品(「火垂るの墓」かな?)など。

Q:「この世界の片隅に」はどの世代向けに作ったか?
A(片渕):
日本では大人がアニメを楽しむ文化がある。
「この世界の片隅に」は40、50歳台に向けて作った。
その人たちが、父母や祖父母を連れて来るようになった。
さらに、子供たちの世代も観るようになり、全ての世代に広がった、
A(ブルーン):
ドイツではアニメは子供が観るものという認識がある。
この作品も子供向けに作った。
彼らの世代は結果を知らないので、ドキドキしてくれた。
一緒に見た大人たちは、当時を思い出し感動してくれた。
ドイツにおけるアニメの世代の壁を無くした作品になるかもしれない。

Q:2作品の違いは?
A(片渕):
技術的な違いではなく、フリッツィと犬のリレーションシップが素敵だった。
東独車トラバントがたくさん走っているのを見て、あの出来事に興奮していた当時を思い出した。

Q:歴史的な出来事をアニメにする意味は?
A(片渕):
映画やドラマで戦争は多く描かれている。
その中で日本人像が画一的になっていると感じていた。
そのため、ふわふわしたすずさんを主人公にして、日常生活と、世の中の流れの中で彼女がどう生きていくかを描いた。
観て頂いた方々からは「今までで一番当時に近い雰囲気を感じた」という感想を頂いた。
アニメによって、当時人々がどういう気持ちを持っていたかを後世に伝え、受け継いでいくことができると思う。

Q:当作の続編は?
A(ククラ):
ドイツではテレビアニメが始まった。
トータルで3時間になる。
ゾフィーからの視点として、ハンガリー人やオーストリア人の手助けで、どのように西側に脱出したかも描いている。
フリッツィ(フリツィ)
想像より遥かに良かった…。

ベルリンの壁崩壊を子供視点で描く事によって暗くて重い題材が明解に描かれ、犬というわかりやすいゴールがクライマックスの盛り上げに効果的でやられた…。

題材的にバジュランギおじさんになるってわかってるのに泣く準備してなかったや。
4.0
東西ドイツの国境を駆け抜ける犬が尊い