早くも今年ベスト、いや、人生ベスト級に好きな作品。
この作品の評価は、デイミアン・チャゼルの作家性を許容できるかどうかにかかっていると思うんだが、私はこの濃厚な味付けが大好物なので、もうオールオッケーです。不謹慎と、倫理観の崩壊。これこそ、”映画”だよな！
上からも下からも汚物が飛び出したかと思えば、突如差し込まれる美しすぎる画角やオマージュ。
そして「このシーン要る！？」と爆笑してしまう蛇との乱闘や、地下潜入シーン。
申し分なし。3時間越えも納得。
ただ、ラストが長すぎる！主人公の涙が蛇足！こちとら勝手に「うおーっ！」と唸って泣きそうだったのに、それで醒めちゃったよ。客席写してそのまま暗転してたら、間違いなく声出して泣いてた。
