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バビロンのだのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
3.9
アラは多いし雑なところも多々ある、トビーマグワイアが出てる所なんて一瞬映画の趣旨変わったか?と思わされる。しかしデイミアン・チャゼルの映画への熱量を見た感じ。凄く、映画が好きなんだろうなって、タランティーノの「ワンスアポンアタイムインハリウッド」のように映画愛に溢れた映画だと思う。ラストを見て思うに、マニーはもうチャゼルの分身みたいなものだろう。偉大なもののひとつになりたい、はチャゼル自身が思っていることなのだろうな。サイレント映画からトーキー映画へと変わりゆく中に着いていけず、置いていかれるかつてのスター達。名を馳せた者でもハマらなければ忘れ去られていく残酷で無慈悲な映画の裏側が描かれる。理由なんてない、ただ時代に取り残されただけ、みたいなニュアンスのセリフが印象的だった。しかしこの映画で1番カッコいいのはレディ・フェイだな。
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