【重体脱す…のはビビアンの方?】
“未体験ゾーンの映画たち2020”上映物件。ビビアン・スー主演の台湾ホラー、てトコで興味持ちレンタル。
東スポが関わってないのは想定通りだが、邦題はシャレでなく、原題同じだった!
台湾にもいるんだ…てか、そういう都市伝説があるらしい。で、見たらば今さらコレか、の虚仮威し映画だった。演出に新味なく退屈。お話は、幾つかの謂れをミックスしており、どれが本筋かよくわからない。そもそも、都市伝説の前に“虎爺”の伝説から始まっている。
で、後から知ったがコレ、本国で当たったシリーズの外伝らしい。先に言ってよ。どおりで、不親切なトコ幾つもあるわけだ。
呪いと闘う霊媒師のお話だが、ここまで荒唐無稽なオカルトをメインに据えてもウケるのか?との台湾事情が興味深くはありました。
ビビアンは、心を病んだバッド・ママで、悪魔に目をつけられるが…てな役どころ。壊れ演技が徹底している。化け猫か!的ショットもあり。
が、ベクトルが悲惨方向で、怖いけど萌える、という要素はない。見ていて、仕事大変だなー、と思いました。驚異の童顔は変わらずですね。
息子役の少年が彼女に抱きつき、ビビアン臭を胸いっぱいにスーシーンが、羨ましいと思いました。
曇りときどきビビアン、という仕上がり。ホラー雑食、何でも来い!という覚悟がないと、あまり楽しめないかもしれません。
<2020.7.30記>