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人面魚 THE DEVIL FISHのくりふのレビュー・感想・評価

人面魚 THE DEVIL FISH(2018年製作の映画)
2.5
【重体脱す…のはビビアンの方?】

“未体験ゾーンの映画たち2020”上映物件。ビビアン・スー主演の台湾ホラー、てトコで興味持ちレンタル。

東スポが関わってないのは想定通りだが、邦題はシャレでなく、原題同じだった!

台湾にもいるんだ…てか、そういう都市伝説があるらしい。で、見たらば今さらコレか、の虚仮威し映画だった。演出に新味なく退屈。お話は、幾つかの謂れをミックスしており、どれが本筋かよくわからない。そもそも、都市伝説の前に“虎爺”の伝説から始まっている。

で、後から知ったがコレ、本国で当たったシリーズの外伝らしい。先に言ってよ。どおりで、不親切なトコ幾つもあるわけだ。

呪いと闘う霊媒師のお話だが、ここまで荒唐無稽なオカルトをメインに据えてもウケるのか?との台湾事情が興味深くはありました。

ビビアンは、心を病んだバッド・ママで、悪魔に目をつけられるが…てな役どころ。壊れ演技が徹底している。化け猫か!的ショットもあり。

が、ベクトルが悲惨方向で、怖いけど萌える、という要素はない。見ていて、仕事大変だなー、と思いました。驚異の童顔は変わらずですね。

息子役の少年が彼女に抱きつき、ビビアン臭を胸いっぱいにスーシーンが、羨ましいと思いました。

曇りときどきビビアン、という仕上がり。ホラー雑食、何でも来い!という覚悟がないと、あまり楽しめないかもしれません。

<2020.7.30記>
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