tetsu0615

ぐらんぶるのtetsu0615のネタバレレビュー・内容・結末

ぐらんぶる(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

いやーこれはおバカ映画ですなぁ笑(誉め言葉)

原作既読

酒に裸にと、悪ノリギャグをヒドイ方向に加速させ(笑)振りきりすぎた映画
原作の大まかなストーリーとオリジナルな要素を加えて仕上げた分、ブラッシュアップで削られた部分も多く(特に心境の変化やダイビングの魅力部分)そこに目を瞑れるかどうかで評価は変わる
ダイビングに関しては主人公の伊織たちの目的が映画のオチとして"あの形"である為か、かなり省略されていたり、そもそもダイビングの魅力に目覚めたのか目覚めてないのかどっちラケなオチになってしまったのでそれはそれでどうなのか?(笑)
主演のお二人に関してはブッ飛んだ演技も楽しいし、先輩方も割と原作っぽさがあったりと悪く無い仕上がりに
千紗に関してはかなりマイルドになっており、物足りない人もいるかも?(特にドSな視線とかね笑)
原作通りの展開に笑ったり、小気味良いギャグに笑ったりと普通に笑ってみれたので好感は持ってます
…大学内で酒を飲むシーンが無かったのはロケのあれとか色々あったのかな…
あと、美女たちを画面で見れるのは良きことです(それ以上に男の裸祭りだけどな笑)


夢の大学生活を夢見ていた伊織だったが、下宿先のダイビングショップでの予期せぬ出会いと酒の勢いに巻き込まれ、彼のキャンパスライフは裸にまみれていく…うん、間違ってないよな?(笑)


ひたすらにおバカ騒ぎしてる前半の悪ノリ度合いが悪化してる(笑)ので、伊織の住む場所や千紗たちとの関係性、耕平が入部してしまった過程など全てが(大半は酒の)勢いで説明されてしまう
特に耕平に関しては何故あのダイビングショップの近くにいたの?状態である。
というより、後半で盛り返せないほどにダイビングサークルの先輩方はやりすぎ(笑)
遅刻してはいけないと裸で放置した上にパンツ吊るしておくとかヤバすぎるでしょうよ(笑)
っと思ってしまうくらいにやり過ぎ、そして謎のvamosダンスはアレ必要?(笑)
映画としてビジュアル面でハデなのが必要だったのか?飲ませすぎる描写はギリギリのラインでは?
ハングオーバーや君の名は。時をかける…的なノリの酔って目覚めてのタイムリープくだりは少々クドイか
連日にしてももう少し短くしても良かったのかなぁ…とも思ったり。
あと、高嶋さんのキャスティングは確信犯ですね?(笑)
まぁ、ある意味ダイビング映画では無いということを決定付けたような感じなんだけどさ(笑)

原作での淡々としたギャグ展開も透きだったので(真顔でスルーするとか)そこはハイテンションに書き消された模様

水が実はお酒みたいなあのノリはあったので満足ですが(笑)

また、ブラッシュアップされて影響でシスコン姉さんの描写や梓さん、ケバ子に関しても描写は最低限度ぐらいに描かれている程度に落ち着いている。それでも原作要素を拾い集めてうまく出来ている方ではあると思う(今読み返してみて改めて感じる)

島を脱出する為にダイビングを頑張っていたようにも思えてしまうラストではあるものの、ダイビングを楽しんでいるような描写もきちんとあったし、ダイビングについて真面目な描写もあったのでそこはアリとしておこう

まぁ、そもそもかなりハイテンションなノリのコメディマンガゆえにどこまで真面目に描こうか悩む処ではあったので、ダンスやらハイテンションすぎる前半部は必要だったのかもしれないな(笑)

えー合う人合わない人はあるかと思いますが概ね私は笑ったので満足はしています(笑)
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