あーぁ

Star Vehicle(原題)のあーぁのレビュー・感想・評価

Star Vehicle(原題)(2010年製作の映画)
3.7
撮影は続ける。カメラは止めない!


どっかの田舎。
今ここでは新作のホラー映画製作の真っ只中だ。
精神障害者のドン・カディーニはインディーズ映画のロケ地まで俳優達を運ぶドライバー。

今日も今日とてポンコツインディーズ映画作りの為クソ俳優にクソ監督を赤いバンに乗せて車を走らせる。

そんな彼は専らホラー映画好きなもんで古典ホラーのパクリばっかするボンクラ監督のルークには御立腹。
しかしドンが大ファンであるお気に入りのホラー絶叫クイーン、リバーサ・レッドが映画に出演してっから彼の心はウキウキ!

そんなドンにまたとないチャンスがやってくる。
大好きなリバーサレッドが最近どうやらストーカーに遭っているらしい。

名女優は大変ね、
ほんと世の中変態ばかりで困ったもんです。
とドンは彼女のパンツをくんかくんかペロペロしながらリバーサレッドをストーカーから守る為に彼女のボディーガードとしてドライバー続けんのだけどね。

実のところ彼はここ最近巷を震え上がらせている激ヤバサイコパスな殺人鬼だったからさぁてーへん。

ハラワタぐっちょぐっちょ!生首ギーコギコ!
果たして映画は無事完成する事が出来るのか!?


いんやぁ〜
ニコルソン監督作はやはり楽しい映画ばっかやな!
映画始まっていきなしやんちゃなガキどもを人体破壊するホラー映画好き殺人鬼のドンさんの映画製作はタイヘンね。メタホラーなんだが

今作でもなんともまぁ意外な真実とアイデアやオリジナリティーの無い現代監督に対する痛烈なメタ要素をふんだんに取り入れたポンコツ映画になっている。

毎度ながら予算が少ない中、グロゴア描写に賭けるニコルソン監督の熱意は半端なくって、一応メイクアップアーティスト出のニコルソン監督ならではの愉快なチマツーリわっしょいと切り株描写はいつ見ても素晴らしいもんあるね、

人間蟲やモンスターアイランド等のポンコツ作からイグジステンズの特殊効果やファイナルデスティネーションやデッドプール2 、ザ・プレデターのクリーチャーのメイクアップなど大作での活躍もこなしていた彼の功績は映画界に置いても実に大きな損失だった事だろう。

まさか脳に癌を患いながらも映画製作に打ち込んで居られたとは知らなんだ。
ヘッポコ映画作り過ぎて頭腐ったんかなぁ
ほんとヘッポコ映画作りは命がけですわなぁ。
あーぁ

あーぁ